ロボットコンテスト 追記

昨日書き忘れたけど、昔見たMITのロボコンと今の日本のロボコンの違いが、もう一つあった。それは、「MITのロボコンは個人対個人だった」ということ。一人で一体のロボットを作っていた。

対して、今の日本のロボコンはチーム戦。日本ではチームで物事を進めることのほうが重視されるだろうということで、日本風にルールをアレンジしたのかもしれない。

んで、個人的な感想としては、MIT方式のほうが面白かった。チームだからこそできるいろんなこともあるんだろうけど、「純粋に個人のアイディア同士が激突する!」というほうが、見ていて楽しかった。

チームで物を作ると、どうしてもできあがってくるのは平均点な物になってしまうことが多い気がする。そして平均点な物は、平均点分しか人を惹きつけないように思う。

ちょっと同人ゲームの話をすると、いまやそこらの商業ゲームよりはるかに売れていると思われる東方プロジェクトの各作品や、しばらく前にネット上で一世を風靡したらしい洞窟物語などは、基本的に一人で製作されている。もちろんチーム製作のゲームでも良作はあるが、突出した人気を獲得するゲームはもしかしたら個人製作のほうが多いのかな、という気もする。商業ゲームを作っている方々は、当然そんなことは分かっていて、狙って平均点なゲームを作っているのだと思われるが(そのほうが平均的に売れるから)。

てなわけで、やはり僕はロボコンにしろゲームにしろ、突出したものを見てみたいと思う。