創作魂

ELFARNAについて調べるために、過去のMSX-FAN誌を読み漁っていました。

その中で、投稿プログラマの1人、いんふるえんざ氏のこんなコメントが目に留まりました。

MSX-FAN 1994年10月情報号P60より

僕がゲームを創るのは人を楽しませるためではありません。多くの人に僕のことを知ってもらうためです。いんふるえんざはこういうゲームが好きなのかと思ってくれれば満足です。もし、僕の作品をおなじように好いてくれる人がいれば、それはおなじ価値観を持つ人がいるという点でうれしいです。創作とはそういうものだと思います。……

MSX-FANありし頃は、こんな気概を持って作品を作る人もけっこういたように思います。今は、どうだろう。

私は現在、作品を作って公開するプラットフォームとしてケータイに注目していますが、目線はあまりユーザーの方は向いていません。

ケータイでゲームをする人の多くは、無料または安価で適当に暇潰しができるアプリを求めている、ということらしい(いろんな所で見かけた意見を自分なりにまとめてみた結果)のですが、正直そんな人たちに照準を合わせても面白くもなんともないし、レスポンスも何もなく単に使い捨てられるだけだと思うからです。

もっと自分の作りたいように作品を作って(と言ってもケータイというプラットフォームの特性を無視するわけではないです)、人数は少なくてもそれを評価してくれる人たちに喜んでもらえれば、それでいいんじゃないかと思います。

ユーザーの御用聞きみたいなことは、プロでお金を取って作っている人たちに任せておけばいいでしょう。

要するに、同人的なもの作りをしてみたいということです。同人大好き。