引き続きアプリ★ゲット考

昨日の続きです。

アプリ★ゲットが主催しているアプリ・オブ・ザ・イヤーというコンテストについても、某所でいろいろ言われています。

どこまでが事実でどこからが噂レベルなのかもよく分からないので、不確実なことはあまり言えませんが、応募方法のページに以下のことが書かれているのは確かです。

3. 年間最優秀作品につきましては作品の独占配信権を譲渡することを許諾して頂いた作者様のみを対象とさせて頂きます。

えーあー……。

年間最優秀作品を選出した後で、独占配信権の交渉をするというのなら、まだ分からんでもないのですが……。

年間最優秀作品に選ばれるためには、作品の完成度や人気よりもまず独占配信権の譲渡を認めることから始まるわけで……。

こんな条件を出してくるということは、年間最優秀作品は控えめに見てもアプリ★ゲットへの客引き用途、もしかするとその作品で直接ユーザーからお金を取るということもあるかもしれないわけです。そしてそれが、初めからコンテストの前提になっているということです。

これは、どんなにきれいごとを言っていても結局アプリ★ゲット(を運営しているスパイシーソフトという会社)は、自分たちが金を儲けることが第一だと考えている証拠ではないでしょうか?

そして、アプリ★ゲットにとって個人クリエータとは、「ほっといても*1ヒイコラ言いながら勝手にどんどん商品を作り出してくれるおいしい存在」「金づる」でしかないということではないでしょうか?

そうであるなら、「うちの会社はお金を儲けたいんです」と言い切ってくれたほうがなんぼかマシというものです。(最良だというのではありません、マシなだけです)

もし「クリエータに良い創作環境を提供したい」というのが本音で、方法論に無理があるだけなら、それを修正すれば済みます。

が、目標/目的がそもそも言ってることと違うのだとしたら、どうにもならないでしょう。そして、どんなに体裁を取り繕ってもいつか必ずボロが出るでしょう。


その昔MSX-FANやOh!X、電脳倶楽部などの雑誌、あるいはWonderWitchやP/ECEなどのプロダクトから感じられた情熱、誠実さといったものが、アプリ★ゲットというサイトからは一切まったく感じられません。

だから某所でさんざんぶっ叩かれているのを見ても、擁護する気にもなれないし、むしろこうやって率先して叩かざるを得ない気持ちになります。

昨日の日記でツンデレ台詞を吐いてみたのは完全なネタで、本心はむしろ早くつぶれてくれたほうがいいと思っています。

*1:あるいは、いくばくかの賞金などで釣れば