さしあたっての方針など

ということで、やはり元々の想定どおり、まずはパソナあたりに派遣登録して、当面の食い扶持を稼ぐんだろうなあ。もうあと3か月もしないうちに、貯金が底を突くと思われるので。

もちろん、そういった場所で得られる仕事は、去年まで働いていた会社でやっていたのと同様の、SIerのn次請けのようなものになると思う。言い方はよろしくないだろうが、まぎれもなく「IT土方」と呼ばれる類のもの。

そこでは、上から言われたものを作るのであり、独創性といったものはほぼ無意味で、むしろ邪魔。約4年と4か月、そんな感じの仕事をしてきた。「独創性不要」という意味では、最初の会社でハードウェアの評価試験をしていた頃もそうだから、その時期も合わせると6年と9か月ほどか。

しかし、ものは考えようである。独創性を活かしたものづくりをして、それをビジネスに結びつけるとなると、相当なリスクを伴う。自分でもそれが「素晴らしい」のかどうなのか分かっていないとすればなおさらだ。そしてむしろ自分の本来の欲求としては、ビジネスなどという面倒くさい……というか、かったるいものを完全に無視して、作りたいものを作りたいのである。

であるならば、やはり自分が本当にやりたいことと、食い扶持を稼ぐこととは切り離すほうがいいのかな、ということになる。そして、そうであるならば、id:molety:20080330:1206880196でも書いたように、仕事としては無理にプログラマにこだわらなくてもいいのかな、となってくる。多少でも経験のあるプログラマという職種は安全パイではあるのだが、実際何度もストレスでやられてるし、好きなことをやる余力もなかなか残りにくいし……。

ところで、なぜ自分は「素晴らしいこと」ではなく「変なこと」をやりたいのか。自分でもよくは分からないが、なんとなくみんなが「素晴らしい」と言う方向に対して、本能が「そっちは違う」と警鐘を鳴らしている感じがする。やり方はいろいろあれども、全体の方向性としては「良いもの」「素晴らしいもの」をみんなが追い求めている感じ、それがなんだか不自然というか、怖いというか……。

もっとばかげたもの、無意味なもの、意味不明なもの、がいっぱい出てきてもよさそうなもんだと思うのだけど。そして、時代とか環境が大きく変わるときに、そういった突然変異種、異端分子的なものが突破口を切り開いていったりなんかして。と妄想。