そうか、ハッカーは画家か

Life is beautiful: 「ウェブ時代5つの定理」の読み方などで紹介されている、

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

を買いました。面白そうなトピックから、順不同で読んでいます。

その中で、ハッカーと画家の共通点について、どちらもモノをつくる人間だということ、そして自分がつくりたいと思うものをつくるということが挙げられています。ハッカーは、人から言われたとおりにモノをつくる「雇われエンジニア」ではない、と。

これを読んで、あぁなるほど、と腑に落ちる感覚がある自分は、やはり(凄腕ではないにしろ)ハッカー気質なのかもしれません。

だとすると、大学3年の後半から4年の前半にかけて、自分の入りたい会社というのが見つからず、成り行きでF通に入ることになってしまったのは、単に自分が怠けていたせいだけではなかったのかもな、という気がします。日本という国では、ハッカー気質の人間が幸せに仕事できる環境というのが絶望的に少ないのを、雰囲気で察知していたのかなと。無論それでも、パワーのある人は、数少ないそういった環境を探し当てるなり、自分で起業して環境を作るなり、日本脱出するなりしていくんでしょうけど。

そういえば前に読んだ

という本で、「ソフトウェア開発は小説を書くのに似ていて、本来ひとりで作るのが最善であるところを、作業量や時間的な問題でやむをえず分担してやるので、宿命的な困難さを抱えている」という趣旨のことが書かれていて、これにもすごく共感した覚えがあります。

この辺は、仕事でだけプログラムを書いている、サラリーマンプログラマな人たちにはきっと分からないんだろうなぁ。んで、こういうことを思う自分は、やっぱり日本よりもシリコンバレーとかに行ったほうが幸せになれたりするのかなぁ……。でもそのためにはまずどこか手近なところで社会復帰して、体調面や経済面などなど、どうにかしていかないとなぁ。