大当たり、その2

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)は読み終わったので、それより前に買ったウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)を読んでいます。大変興味深いです。

p37より

通常業務を情報化するようなシステム(そして、世の中のほとんどのシステムはこの範疇に属する)では、奇跡的なアルゴリズムもアクロバティックなプログラムも要求されない。堅実で地道な努力が実を結ぶ、極めてまっとうな業務なのである。

うそだー。「通常業務を情報化するシステム」だけど、パッケージが元々想定してないようなカスタマイズをするために、変態的なコーディングをいっぱいやって、ぐちゃぐちゃになったシステムを少なくとも2つ見てきたぞー。

1つめのシステムのときは、本番稼動開始した後の緊急対策要員として駆り出された形(2年関わったけど)だったので、「初めにこれ作った人たちのせい」にできた。

けど、2つめのとき(こちらも約2年関与)は、実装開始前の段階から関わったので、「これ後でメンテできるのか?!」的なコードを自分もけっこう書いた。書かざるを得なかった。
「こんな無茶なカスタマイズをするぐらいだったら、初めからパッケージなんて使わずにフルスクラッチから書いたほうがよかったんじゃない?」という話にはなったけど、時すでに遅かった。