プチ小説 傑作選

プチ小説10「魔王の脅威」 (初出: 2007/05/23(水))

ヒューイ「しまった! 朝日が……!」

陽の光を受けたクランドゥル鉱が、まばゆく光り輝く!
ピノ「くっ……これが、岩石の中に封印されたという古の魔王!?……」

…………

クランドゥル「やあ僕魔王なんだけど、君たちの望み何かな?」
ウィリア「とりあえず魔王要らないから、死んで?」
クランドゥル「やだよ」
ヒューイ「わがままだなあ」
クランドゥル「そんなひどい……」*1
ピノ「じゃラーメンでも出して」
クランドゥル「もっと魔王らしいことさせてよ」
ウィリア「たとえばどんな?」
クランドゥル「うどん出すとか」
ヒューイ「あ、それいいね」

…………

ヒューイ「うまかったよ」
ウィリア「また来るね」
ピノ「バイバイ」
クランドゥル「まいどおおきにー」

そして3人の冒険者は魔王の洞窟をあとにした。

―――完

こんな感じの世界観をRPGに仕立てたら、人気出るかなぁ……。

※プチ小説1〜76は、こちらで公開しています。

※いま、ふと「クランドゥル」をググってみたら、フランス語にそういう単語があるみたい。知らなかった。

*1:無論ローラ姫