冒険物語は好きですか

5/9(金)から今日まで、文庫版ドラゴンクエスト ダイの大冒険全22巻を全力で読んでいました。途中、知恵熱?なのかなんなのか、体が異常にほてってフラフラになったりしながら、4日とちょっとかかってやっと読みきりました。まさに全力です。

もう自分もええ歳ですが、今でもこういう冒険物語は大好きです。

たしか一昨年あたりだったか、読みたいマンガとかをいろいろ大人買いした時期があったのですが、その中の一つです。去年の春に会社を辞めてからは、時間的にはいくらでも読む余裕はあったのですが、なかなか読み始める気になりませんでした。巻数が多い作品を一気に揃えてしまうと、分量に圧倒されてしまうんですよね。会社を辞めてすぐの頃にSAMURAI DEEPER KYO1〜38巻を読んで、その後は大作はずっと読んでませんでした。

それが、先週の金曜日、なんか鬱々として滅入っているときに、ふと読む気になり、読み始めたらあとは最後までまっしぐらです。別に、再就職してしまう前に読んでおこうとか思ったわけではないのですが、実際働いていたらこんな無茶な読み方はできませんね。

読んでいる間、特に前半のほうで、何度も涙をポロポロ流しましたが、最後まで読み終わった直後の今の感想は、感動というよりは感無量という感じです。ああ、こういう終わり方をするのか…と。

登場人物もみんな魅力的に描かれていて、誰が一番気に入ったというのはなかなか決められません。ただ、もし後日談があるとして、幸せになってほしいと思った人物はレオナです。最終話の"THANKS FOR ENIX"のコマのレオナの顔が印象的です。

昔、アニメ版の放映当時見ていたんですが、ここで?!と思うようなとんでもない所でぶつ切れてるんですよねえ。最後までやってほしかったなあ…。

その後の話の筋については、週間少年ジャンプの連載当時に何度かは読んだことがあったり、ネット上の情報を見かけたりして、断片的にはいくらか知っていたのですが、今回ようやく全体がつながりました。

SAMURAI DEEPER KYOのときは、面白かったものの一回通して読んだらもうおなかいっぱいという感じで、その後売ってしまったのですが、これはたぶんまた読み返すような気がするのでとっておきます。